愛に負ける

嫌いだと感じることは、意識している証拠。
ついに私は、愛に負けた。



辻仁成という作家を私はあまり好きではなかった。
美人女優と結婚したからとか、格好つけてパリで暮らしているからとか
そういう理由ではなく、彼の本をあまり好きになれなかった。

特に「冷静と情熱のあいだ」に関しては
江国さんの方、要は女性視点の本は感情移入できるのに
辻さんが書いた男性視点だと、男の身勝手さが目立ち、生理的に受け付けなかった。
でも、映画では竹野内豊の魅力もあってか、男性に感情移入していた。

そんなわけで「サヨナライツカ」も絶対に読まないと決めていたが
ついに昨日、我慢できずに手に取ってしまった。

人間は死ぬ時、愛されたことを思い出すヒトと
愛したことを思い出すヒトに別れる。
私は愛したことを思い出す。

このフレーズは、私にとっては当たり前なので特に何も感じていなかったが

どんなに愛されても幸福を信じてはならない

これに反応した。
私も強くそう思っていたから。

愛される幸福を信じられないから、愛することを選ぶことにした。
その方がラクだもの。
誰にも裏切られないから。

でも、こんな風に思う人は少なくて
愛される幸福を信じられない自分は、不幸なのかもしれない。
そう思っていただけに、この本にその答えを求めてしまった。

愛なんて季節のようなもの
ただ巡って、人生を彩り飽きさせないだけのもの


本当にそう思う。
必要ないと言う人もいる。

でも、モノクロの人生より、真っ青な空を仰ぐ人生を私は生きたいんだもの。
だから愛に負けてみた。

感想はまた後で。

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by roomsharestyle | 2010-04-03 16:23 | 男と女の話
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