35歳の片思い

35歳の誕生日を迎えた女友達の恋。それは片思いだった。



「今、すごく好きな人がいるんだけど片思いなの」

古い友人から、そんな相談を受けた。新鮮だった。
「片思い」
30歳を過ぎてから、私は『片思い』なんてものが
世の中に存在していなかったかのような錯覚に陥っていた気がする。

『片思いなんぞ、している暇はない!結婚相手を探さなければ』

そんな思いが強かった。

厳密に言えば、今でも私は片思いをしている。
付き合ったって、結婚したって、自分の想いが全て相手に届くわけではなく
特に私は『想い』が人より強いので
大抵の場合、片思い状態で付き合っているといえるから。

でも、友人のしている片思いは
ドアを、コンコンとノックしても、何も返事のない切ない恋。
ノックする時間を間違えると、「うるさい」と怒られるかもしれない危なっかしい恋。
でも、いつの日か相手がドアから出てきて
ギューっと抱きしめてくれるかもしれない甘い未来がある恋。

恋愛の醍醐味である、切なさと甘さが入り混じる、正真正銘の「片思い」だ。

彼女は結婚願望が強いので
「とっとと決着つけて、ダメなら次の男を探せ」
と言ってあげたい気持ちもある。

でも、会えるだけで、言葉を交わしただけで一日が幸せになれるような
そんな気持ちになれる恋に、この先出会えるかどうかわからない。
だったら片思いを満喫するのも、いいかもと思った。

「もし恋が実らなかったら、その時は違う男を紹介してあげるよ」
昔のようにそんな風に言ってあげることはできない。
なぜなら、みーんな結婚してしまい、いい男を見繕う自信がないから。

応援する!

私はこの先、片思いをすることなんてあるのだろうか?
切なくて、苦しくて、1人で泣いてしまうような恋は
もう勘弁して欲しいけど
そんな気持ちを忘れていくのは、もっと切ない気がする。

★ルームシェア・シェアハウス・ゲストハウスはルームシェアstyle★
[PR]
by roomsharestyle | 2010-04-07 22:09 | 男と女の話
<< 好きの伝え方 戦うプロポーズ >>