消せないアドレス

誰にでも消せないアドレスが、1つや2つはある。



1年に1度、携帯を換える女友達がいる。
身辺整理も兼ねて、敢えてそうしているという。
美人でモテモテの彼女らしい理由で、羨ましいかぎり。

私の携帯には、昔の男のアドレスは残っていない。
もちろん別れたら、即、消去というわけではない。
それは危険。
貸し借りしているものがあったりするし
突然、別れた男から電話があった場合
本当は出たくないのに、相手がわからないからと
咄嗟に出てしまう可能性があるからだ。

別れて1年以上経ち、その間、連絡がなかった時
私は、元彼のアドレスを消去する。
その時、思い出に浸ることはなく、あくまで機械的。
楽しいことも沢山あったはずなのに、何も思い出せないし、何も感じない。

こういうところは「昔の男に冷たい」と言われる所以であるのだが
裏を返せば、今好きな人に一途だということなのだ。

とはいえ、私にだって消せないアドレスはある。
付き合うには至らなかったが
なんとなくお互いに想いを寄せ合っていた期間がある男達だ。

女は、過去に付き合った男の記憶は残さないけど
過去に自分を好きでいてくれた男の記憶は絶対に忘れない。

「人生狂っても構わない」と言ってくれた既婚の男
「君に酔ってる」と映画みたいな台詞を、無邪気な顔で言ってくれた年上の男
「死ぬほど、好きだ」と何度も言ってくれた同年代の男
「その時は一緒に地獄をみますよ」と言ってくれた年下の男

彼らは、出会う時期が早かったり、遅かったりで
深く付き合うことはなかったけれど
現在進行形の今の彼の次に思い出すのは、昔の男ではなく、彼らだ。

でも・・・彼らと出会うタイミングが絶妙であったとしても
一時的に強く惹かれ合うだけで終わった気がする。

運命ならば、タイミングが1度や2度狂ったとしても
必ずいつかは結ばれるはずだから。

女は運命の恋というものに弱い。
しかし、運命の恋とか、真実の愛とか
真剣に向き合うと、心身ともに消耗することを知っている大人の女達が記憶に残すには
陽だまりで寝転びながら思い出せる、ほどよい恋の相手なのだ。

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by roomsharestyle | 2010-04-15 00:11 | 男と女の話
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