守るだなんて言わないで

「もう、守ってあげられないよ」別れ際に、そう言われた。




私は咄嗟に
「え?あなたは私を守ってくれていたの?」
と聞き返そうとしたけれど、突っ込みは入れなかった。
別れ話を早く切り上げて、一刻も早くその場を立ち去りたかったから。

今でもわからずにいる。
彼は一体、どんな場面で私の騎士のつもりだったのか。
(注:昔の話です)

私が落ち込んだ時などに、話を聞いてくれたこと?
でも、それだけでは女は守ってもらったなんて思わないよ。
少なくとも、私は思わない。

中学の頃、私のことを悪く言った不良達に
「あいつ(私)のこと、悪く言ったら絶対に許さない!」
と言ってくれた男の子がいて
第三者からそのことを聞いた私は、人生で初めて嬉し涙を流した。

守るっていうのは、そういうことを指すんじゃないの?
黙って傍にいてくれることではなくて
自分が矢面に立って、一緒に痛みを分かち合ってくれることではないの?

その中学の同級生とは、卒業後一度も会ってないけど
きっと今でも、彼の性格は変わっていないと思う。

そして、それと同じような性格の男が、今の男友達の中に1人だけいる。

1人しかいないことを嘆くべきか
1人でもいることを喜ぶべきかなのか。

それだけ信頼しているのに、たぶん向こうも私を信頼してくれているのに
私達は友達以上の関係ではない、
どれだけ長い時間一緒にいても、キスさえしたことがないまま今に至る。

たぶん、男と女という恋愛感情が1%でも混じってしまったら
「絶対に裏切らない」
という私達の友情は崩れてしまっていたと思う。

「君を守る」とか「あなたを守りたい」とか
ラブソングの中には「守る」という言葉が溢れているけど
「守る」だなんて簡単に言わないで、と私は思ってしまうし
「守ってもらえる」だなんて、思ってはいけないのだと思う。

でも、これって私が「守りたい」と思われない女であるゆえに
守られている女をやっかんでいるだけで
実際には、本当に「守られている女」というのがいるのかもしれないと
書きながら、急に弱気になってきた私である。

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by roomsharestyle | 2010-04-22 00:52 | 男と女の話
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